ルーツ・タイム
移動式レコードショップでジャマイカ横断
ラスタファリアン・ロード・ムービー!
二人のラスタマンによるどこか噛み合ない会話や、旅の途中でおこる出来事にニヤリとさせられはするものの、基本的に本作はコメディ映画ではなく宗教・音楽映画。ラスタファリアン・カルチャーをテーマにした作品のため、ジャマイカの宗教観やレゲェに疎い人にはなかなか楽しみどころが難しい映画かもしれない。僕も然り。
移動式レコードショップでジャマイカ横断
ラスタファリアン・ロード・ムービー!
二人のラスタマンによるどこか噛み合ない会話や、旅の途中でおこる出来事にニヤリとさせられはするものの、基本的に本作はコメディ映画ではなく宗教・音楽映画。ラスタファリアン・カルチャーをテーマにした作品のため、ジャマイカの宗教観やレゲェに疎い人にはなかなか楽しみどころが難しい映画かもしれない。僕も然り。
2時37分ーそのとき孤独が世界を満たす
本作から感じられる、「エレファント」へのオマージュと、「エレファント」を超える現実性。自身、友人の自殺を経験したムラ—リ・K・タルリにしか撮れない作品である。登場人物一人一人にフォーカスする長回しと丁寧かつ繊細な描写の後に訪れる最期は、痛いほどに胸に突き刺さる。その人の心にある悩みや辛さはその当人にしか感じることが出来ないのだ。
電柱にもおじぎせよ!3秒に1回名前を連呼せよ!
もはや選挙には本来あるべき清く正しい理念など存在せず、利権のある人間のための私欲のみが存在している。ただ名前を叫び、頭を下げ、顔を覚えてもらうだけの選挙に何の意味があるのだろうか。そこに巻き込まれてしまった主人公はまさに悲劇としか言いようが無い。
「なぜ女性がスタジアムで試合を観戦してはいけないのか?」彼女達の質問に対する兵士の答えは曖昧であり、また、兵士自身もなぜいけないのか疑問に思っている。もはやそこにはルールのみが存在し、理由は後付けなのである。世の中のいたるところに存在するであろう、そうした不可解な大人のルールをシンプルでライトなドラマに落とし込むパナヒ監督の手腕は見事。試合中のスタジアムでのロケ、出演者はオールアマというあたりも監督のこだわりが感じられる。
岩井俊二×熊澤尚人。綺麗という言葉だけでは表せない繊細さと透明感。変に煽らない分、透明感が際立つところ、今回監督をしていないにしてもさすがの岩井イズム。作中にでてくる、主人公あおいの作品「THE END OF THE WORLD」が印象的。上手い作品ではないが、その裏に込められたあおいの思いに胸が締め付けられた。映画とはこういうものであって欲しい。
誰もが目を背けたいと思う真実を、暖かい笑いで包み込んだ良作。正常だと思っていた人物が実は正常ではなく、イカれていると思っていた人物が実はそれほどイカれていないと気づかされていく展開にはドキリとさせられた。病院の中もしかり、娑婆もしかり。出演女優の方々の演技という枠を超えた力強さにも圧倒された。
元バレーボール選手のグムスンは、愛する夫ジュンテ、生後6ヶ月になる愛娘ソンイとともに暮らしている。ジュンテの初出勤の日。帰りの遅いジュンテを心配するグムスンのもとに1本の電話がかかってきた。それは、ジュンテを帰してほしければ飲み代の170万ウォンを今すぐ払いに来いという、ぼったくりバーからの脅迫電話だった!グムスンはソンイをおぶり家を飛び出すのだが、ひょんなことからヤクザからも追われることになり…。
美しく荘厳なフォルムで見るものを魅了するサンフランシスコの巨大吊り橋“ゴールデンゲートブリッジ”。アメリカを代表する観光名所として知られるこの橋は、自殺の名所という暗いもう一つの顔を持っていた。本作は1年間に渡って橋の両岸にカメラを据え、自殺を図る人々の姿を捉えるとともに、かつてそこで自殺した人の遺族や友人へのインタビューを通して命を巡る様々な問題を問いかける衝撃の社会派ドキュメンタリー。
ラスベガスで人気のマジシャン、エースは、ギャングたちと付き合っているうちに、自らもギャング稼業を始めてしまった。結果失敗し、追いつめられたエースは、終身刑を免れるためFBIとの司法取引に応じようとしていた。エースの裏切り行為にご立腹のマフィア界の超大物スパラッザは、100万ドルの賞金を出し謎の暗殺者を調達する。だがその噂はすぐさま広がり、世界中のプロの殺し屋たちがエースを狙いはじめる。一方、エースからマフィアの情報を期待するFBIは、エースの身を守ろうとするのだが…。
1986年、ブルックリン。16歳の兄ウォルトと12歳の弟フランクの両親は共に作家。しかし父バーナードはかつては脚光を浴びたものの、現在は落ち目。一方の母ジョーンは「ニューヨーカー」誌での華々しいデビューを控えた新進作家。そんなある日、兄弟は両親から離婚することを告げられる。兄弟は共同監護となり父の家と母の家を行ったり来たりの生活が始まる。やがて、弟はストレスから学校で奇行を繰り返すようになり、冷静に受け止めていたかに思われた兄もまた学校で問題を引き起こしてしまう…。