Cinema Jackはミニシアター系を中心とした映画レビューサイトです。

俺たちに明日はないッス

俺たちに明日はないッス デラックス版 [DVD] 今じゃなきゃダメなんだッ!

誰もが通ったであろう、妄想したであろう、青春の生々しく目をそらしたい、忘れたい部分のみで構成された79分。常に嫌悪感を感じつつも最後まで目が離せない。だって性春だもの。ヤリたい盛りの17歳童貞の代名詞となる主人公の不快さも相当なものだが、彼が少し”男”になるラストシーンは気持ちが良い。性春→青春メソッド。

アキハバラ@deep

アキハバラ@DEEP [DVD] 僕たちは最強となる!

ギークvsスーツという構図は大好きなものの、サーバくらいデータセンタに置けよとか、あんな糞重そうなサイト誰も使わないだろとか、あんな貧弱そうなサーバ1台じゃサーチエンジンの運用なんて不可能だろとか、リリース前日になんで社員誰もいないんだよとか・・・。そもそも終盤はギークでもスーツでも無いし。この手の作品てなんでこうも雑なんだろ。それにしても、佐々木蔵之介の巧さは異常。

デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]ボクがしたかったのは・・・こんなバンドじゃない!!

主人公の苦悩や葛藤を中心にストーリーが展開していくが、本作の魅力はそこではないはず。原作のように苦悩や葛藤をギャグとして処理しないと、肝心の笑いどころまでもおもしろさが半減してしまう。コメディなのに。
あれ、これコメディではなく主人公の「こころのせいちょう」を描いた感動映画として売ってます?

百万円と苦虫女

百万円と苦虫女 [DVD] 百万円貯まったら、この家を出て行きます。

各地を転々とするストーリー展開が、薄いストーリーを引き延ばすためだけの苦肉の策に見えてしまう。まぁ引っ越しが重要なファクターであることはわかるけども。展開や演出があまりにも少女漫画的だし、言われなくてもわかっていることをわざわざ台詞で発表されても・・・。ここは喪女を主演にするべき。

96時間

父の愛が、パリの街を暴走する。

銃撃戦に格闘戦、カーアクション、場を演出するBGMに効果音。主人公はナイスミドルだが、映画自体はよくある量産型大衆アクション。娘が誘拐されるまでは緊張感が漂いドキドキだったんだけどなぁ。まぁ、夏の風物詩に映画館に見えるにはちょうど良い1本ではないかと。普通に飛行機で帰ってくる父親に吹いたww

バッシング

バッシング [DVD]ひとりの女性が日本と決別した—。彼女が彼女であるために。

作中を支配する閉塞感。色彩を落とした映像も世間の非情さを強調する。主人公の女性は根拠の無いバッシングを受けるかよわい存在というよりは、身勝手でコミュ力不足の、人から煙たがられるような存在として描かれているが、これは映画を観た観客にも彼女をバッシングしたくなるような真理を持たせるための演出の一つなのだろうか。

エターナル・サンシャイン

エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]“さよなら”の代わりに記憶を消した——

例え記憶を消すことができたとしても愛は消すことができないということを表現したかったのだろうが、繰り返すのは良い部分だけではないだろうと思ってしまうと身も蓋もない話になってしまうのが残念。二人の関係がギクシャクし、それが原因で記憶を消したとなるとなおのこと。まぁしかし、とりあえず「OK」ということで。

ロルナの祈り

この愛だけを、私は信じる。

研ぎすまされた”音”の繊細さと、小さな所作まで細かく写し取る映像はさすがダルデンヌ兄弟といったところ。愛が根底にある作品だけに、感情の細かな揺れも非常にうまく表現されているのだが、僕はそれよりも女性の怖さのほうが印象に残ってしまった。特に終盤の展開は・・・。恋愛弱者には理解できないよ。 とは言うものの、ピアノソナタで締めくくられるエンディングはとても印象深く、美しい。

スラムドッグ$ミリオネア

運じゃなく、運命だった

色彩とカメラワークから生まれる映像のダイナミズム。現実と回想、静と動。やはりダニー・ボイルの映像感覚は素晴らしい。終盤に進むにつれラブストーリーに傾いていくあたり、結局はご都合主義かと思ってしまったが、スラムでの生活とあの映像は一見の価値あり。なんだかんだ言って「テレフォン」のシーン良かったけどねww

ガチ☆ボーイ

ガチ☆ボーイ【スタンダード・エディション】 [DVD] アタマはどんなに忘れても、カラダは昨日のボクを忘れない。

TV局製作作品らしく、やはりベタベタで臭い場面が多いものの、ある程度デフォルメされたキャラクターは青春コメディものとしては魅力的なものだったし、最後のプロレスシーンは熱くなるものがあった。ただ、主人公の記憶障害は一切回復していないため、なんだかスッキリしないものが残ってしまった。どうせベタドラマなのだから、なんらかの場面で回復させても良かったのでは。それにしても仲里依紗は萌える。