砂と霧の家

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砂と霧の家 特別版

亡き父が残した海辺の一軒家に住んでいるキャシー。結婚生活が破綻し仕事も無い彼女は、一人失意の日々を送っていた。ある日、軍の手違いから、キャシーは家を差し押さえられ競売にかけられてしまう。キャシーは弁護士に相談するが、すでに家は人手に渡ってしまっていた。新しく家主になったのは、政変でイランを追われ、アメリカに亡命したベラーニ元大佐の一家だった。優雅な生活を送っていたベラーニも、今は肉体労働に身をやつしている。彼は、献身的な妻ナディと愛する息子のためにも、もう一度人生をやり直そうと全財産をはたいて家を購入したのだった…。

ものすごく複雑で、重くて、悲しい映画。

正直、初めのほうは、話も複雑で人物の設定とかもよくわからんし、編集ミスってんじゃないのかって思っていました。そしたら、中盤からグイグイ引きこまれて、一気にのめり込んでしまいました。とにかく話が動き出してからの展開はものすごく引き込まれます。

初めのほうは、お前のせいじゃないの?とか思ってみてると、実は深い理由があって、じゃあこいつが悪いのかな?とか思ったら、実はその人も引くに引けなくて。本当はみんなが正しくて、ただ幸せになりたくて、だけどみんなが引くに引けない理由があるから話の方向がどんどんずれて行って。

自分の理解度が低いため)か、序盤は入り込むことができなかったけど、人物設定などが初めから良くわかっているなら、中盤どころか序盤から引き込まれる映画だと思います。とても重くて、悲しい映画だけど、2回、3回と見ても全然飽きがこなさそう。それくらい脚本が素晴らしいし、何より俳優陣の演技が素晴らしい! ジェニファー・コネリーの、悲しみの淵にどんどん落ちていく演技も良いし、ベン・キングスレーの圧倒的な存在感は見ているだけで引き込まれます。病院で祈りを捧げるシーンとか、ものすごく感動的。ふだん映画を見て泣けない人でも、この映画なら泣けるかも。

アカデミー賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞&ノミネートされている作品なので、映画好きの方、特にヒューマンドラマが好きな人にはオススメの一本。見終わった後に、良い映画見たなぁって気がする。

それにしても、ジェニファー・コネリーって撮影当時ですでに30超えてるんですね。全然見えない…。

製作
2003年
アメリカ
監督
ヴァディム・パールマン
出演
ジェニファー・コネリー
ベン・キングズレー
ロン・エルダード
ショーレ・アグダシュルー

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