小説家志望の中年教師マイルスは、2年前の離婚のショックからいまだに立ち直れないでいる。ようやく書き上がった小説も、正式に出版されるか否か、出版社の返事待ちだ。でも、そんなダメ男マイルスも、ことワインに関しては深い知識と愛情を持っていた。マイルスには、大学時代からの悪友ジャックがいる。だいぶ落ちぶれたとはいえ、かつてはテレビドラマにレギュラー出演するほどの人気タレントで、プレイボーイ。恋愛には全く不器用なマイルスとは真逆の存在だ。そんなジャックもとうとう結婚すること。そこで二人は結婚式前の1週間、二人してワイン・ツアーと洒落込むことにした…。
アメリカの映画批評家の間で絶大な評価を受け、多くの映画賞を受賞&ノミネートされた作品。ネット上のレビューを見てもなかなか評判が良いみたいですが、正直、私はつまらなかったです。
気にかかったのが、主人公マイルスの悪友ジャック。ジャックはめちゃくちゃな女好きでプレイボーイ。マイルスがせっかく結婚祝いの旅行を企画してくれたというのに、考えているのはヤルことばかり。本作ではマイルスが”人生について考え直す”ことが重要な部分となっているわけですが、その点でこのようなジャックの存在が必要だったことはわかります。しかし、真面目な映画の雰囲気に対し、ジャックの設定が行き過ぎに感じます。後半からは特にひどいです。もう少し抑えたほうが映画の雰囲気にも合うし、上品な感じに仕上がったと思うのだけれど。
ストーリー的にもあまり盛り上がる部分はないし、ほとんどがワインの話ばかり。私はワインは飲んだことがありませんので、それも本作をつまらないと思わせた一つの要因かもしれません。とは言っても、登場人物はワインをとても魅力的に語るので、ワインについて全く知らなくても、それなりに会話を楽しめるので不思議です。
私には退屈な映画でしたが、良くいえば、大人な映画でした。映画の雰囲気とか大人な感じがするし、音楽は結構良いと思いました。人生経験の豊富な大人の方にはピッタリの映画かもしれません。