イギリスで行なわれた航空ショーに参加したフランス空軍の戦闘機ミラージュ2000が予定外の飛行ルートを取り、そのまま姿を消してしまう。たまたま地域をパトロール中だったマルシェリ大尉とヴァロワ大尉の2機が間もなく問題のミラージュを発見、そのまま壮絶なドッグファイトへと突入する。一瞬のスキをつかれてヴァロワが後ろを取られ、ロックオンされる。そのとき、本部から敵機攻撃中止の命令が入るが、敵機がそのまま射撃を開始しようとするのを見て、マルシェリはやむを得ず敵機を撃墜する…。
「Taxi」のジェラール・ピレスが監督を務め、フランス空軍の全面協力の元に完成した作品。フランス空軍が全面協力というだけあって、飛行シーンはかなりの出来です。CGをほとんど使わず、可能な限り実写にこだわった映像は感涙ものです。飛行シーンのみならず、戦闘機の爆破シーンも実写です。俳優が戦闘機にのっているのがよりリアルに見えるように、クレーンにコクピットの模型をつるして、そのなかに俳優が入り、ぐるぐる回しながら撮影するなど、”本物”の映像を撮るためにかなり力を入れています。
撮影方法にもこだわりがあったようで、結構な数のカメラを戦闘機に取り付けて撮影していたようです。なので、様々なバリエーションの映像があって、単調にならないので、全く飽きがきません。しかも結構接近してのショットもあったり、スピード感もかなりのものなので、非常に迫力があります。
ストーリーについては、各所で結構批判の声があるようですが、個人的にはそう悪いものだとは思いませんでした。漫画が原作らしいので、多少漫画っぽい感じがしないでもないですが、この手の映画としては充分満足できるものだと思います。結構しっかりしていますし。
まぁ、ともかく、「ナイト・オブ・ザ・スカイ」は戦闘機ファンの僕にとってはかなり素晴らしい映画でした。もう最初のシーンから鳥肌ものです。DVDも購入してしまいましたし、永久保存版です。ほとんど文句のつけようがないですが、欲をいうならもっと戦闘シーンがみたかったかな。個人的には、「トップガン」より好きな感じでした。やっぱりフランス映画、良いですなぁ。