エイプリルの七面鳥

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エイプリルの七面鳥

自由奔放に生きるエイプリルは保守的な家族と衝突、家を飛び出してしまった。それ以来、エイプリルはニューヨークで恋人と暮らしていた。ある日、特に仲の悪かった母親が余命わずかと知ってしまう。エイプリルは感謝祭の日に家族を自分のアパートに招待し、そこで母親の大好物である七面鳥のローストをごちそうしようと決意する。しかし、初めての料理はハプニングの連続で…。

トム・クルーズの奥さんであるケイティ・ホームズが主演、そして「ギルバート・グレイプ」の脚本を勤めたピーター・ヘッジス監督・脚本のハートフル・ドラマ。ハリウッド製、家族の物語ということで、なんかありきたりな映画になりそうな題材ですが、全然そうじゃありません。良作です。

まず脚本。とても良いです。ストーリー自体良くできていると思うけど、特に良いと思ったのは必要のないところまで細々説明しないところですね。たとえば、エイプリルが子供のときどうだったとか、母親が重い病気だとか、直接、視聴者にだらだら説明せず、会話の端々からそれがわかるように作られていて、本当にその家族の一日をのぞいているような親しみを持つことができます。さすがピーター・ヘッジス。

人物設定もとても良くできていると思います。家族の性格、アパートの住人の性格、そして恋人の性格。これらが良くできているからこそ、それぞれのストーリーがどれもおもしろく、ラストまで気になりながら見ることができたんだと思います。笑えるシーンも豊富ですし。

ホームビデオでとったような少々荒っぽい映像も、この物語に親近感を覚えさせてくれます。あと、ところどころで使われるカメラですね。ラストシーンへもうまくつながっています。

そして、エイプリル。主人公が良いです!共感できるというか、まぁとにかく良いです。途中で、「できの悪い娘だな」といわれ、階段にへたり込んで「違うもん。」というシーンがありますが、アレは主人公の性格をよく表現したとても良いシーンだと思います。本当は素直だけど、嫌な気持ちや怒りをうまく表現できないもどかしさが伝わりまくり。

まぁ、とにかく見て損はナシな映画です。未見の人は一度見てみることをオススメします。

製作
2003年
アメリカ
監督
ピーター・ヘッジズ
出演
ケイティ・ホームズ
パトリシア・クラークソン
デレク・ルーク
オリバー・プラット

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