がんばっていきまっしょい

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がんばっていきまっしょい

1976年、松山。高校入学を控えた悦子は、家出をして海岸に来ていた。そこで、逆光にきらめくボートを見る。高校に入ると、悦子はボート部に入ろうとするが、高校には男子のボート部しかなかった。そこで、悦子は自分で女子ボート部を設立する。やがて何とか4人のメンバーを揃えることができたのだが…。

最近ドラマにもなっていました、がんばっていきまっしょい。ドラマを見ていたので、今まで見たことが無かった映画版も見てみました。印象としては、ドラマ版と違って、とても静かで自然です。ドラマの方は少し漫画っぽい感じだったけど、映画のほうはとても自然で、日本映画の良さがよく出ていると思いました。

この静かで優しい雰囲気をつくっているのは、まずは音楽ですね。この音楽が良いですね。映画の雰囲気にかなりマッチしています。そして、映像。ゆったりとしたカメラワークや、構図、そして風景がとても綺麗です。

ストーリー的にも過度な演出が無くてとても自然。ホントにどこかの高校生を撮影しているみたいな感じで。セリフとかも、変に説明くさいことを話すシーンとかも無いし、とても良いです。同じ高校青春映画には「ウォーター・ボーイズ」や「スウィング・ガールズ」がありますが、これとは全然違う雰囲気の映画です。この2つの映画はうまく作りこまれていて、面白いという感じですが、「がんばっていきまっしょい」の場合は、そういう過度なつくり込みが無くて、とにかく「自然」に徹しているという感じかな…。淡々としているので、合わない人には合わないかもしれませんが、こういう静かな雰囲気があるからこそ、押し付けられた感の無い自然な感動があるわけで。

主人公となる5人の高校生もかなりイメージにピッタリ。彼女たちはオーディションで選ばれたみたいですが、監督によると、既存の俳優にイメージ通りの人がいなかったので、一般から公募した。見たいなことを言っていました。もう、これは大賛成ですね。映画の配役はやっぱりこうじゃないとダメだと思いますよ。テキトーに人気のある人とか美人の人とか出してやったって全然説得力ないし。そんな配役するくらいなら、あまり知られていない俳優からでも、一般からでもオーディションして俳優を探した方がよっぽど名作が撮れますよ。まぁ、それが「売れる映画」になるかはわかりませんけど)

まぁ、少し話がそれましたが)この映画は個人的にはかなりの良作です。今まで日本映画はあまり好きではなかったけど、この映画をみて少し考えが変わりましたね。やっぱり映画は「語らずして語る」が良いですね。個人的に。

それにしても、当時の田中麗奈は細いですねー。今でもあんなに細いっけ?

製作
1998年
日本
監督
磯村一路
出演
田中麗奈
真野きりな
清水真美
葵若菜
久積絵夢

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