本職は刑事、アルバイトで「汁男優」をする奇妙な男、尾崎充。一方刑事というだけでメロメロになってしまう新人のAV女優。念願がかなってAV作品らしく、観覧車で絡みをしようとするのだが…。
刑事という職柄なのか、クールに決めつつ、威圧的な態度を取る尾崎だが、なにか、不自然な行動にでてしまう。そして、事態は驚くべき「新世界」へと突入する…。
山下敦弘が監督を務めるフェイク・ドキュメンタリー。フェイク・トキュメンタリーというだけあって、結構ドキュメンタリーっぽい感じで撮れていて、普段見ているような映画とは違う見方ができておもしろかったです。とは言っても、尾崎充はイカれすぎているので、彼だけを見ているとドキュメンタリーには見えませんがねwまぁ、そのイカれ具合がおもしろいんですけども。。山下監督自身撮りながら笑ってるし。
里見瑶子さんの演技とか、山下監督の撮影方法とか、そういうところでドキュメンタリーっぽさが増しているように感じました。まぁ、このどっちつかず?のバランスが本作の肝になっているのかなと。
本作は、一言で言えば、ながーく引っ張ったコントですね。映画としては短いし、コントとしては長いみたいな。結構グダグダというか、良い意味で「力の抜けた」映画でしたけども、個人的にはそこが山下監督の魅力だと思うし、本作の魅力でもあると思うので、嫌な感じはしませんでした。ですが、世間一般にオススメできるような作品では到底ないです
あくまで、山下監督のコアなファン、もしくは山本剛史のファン限定だと思います。
「その男狂棒に突き」DVDには、メイキングや尾崎充を演じた山本剛史さんのコメンタリー等が収録されているのですが、撮影の話とか、本作の適当さ具合^^とか、いろいろな裏話が聞けて、結構おもしろかったです。撮影を無許可でしていたため、とがめられているところが撮ってあったり、ホンモノのデモとか警官の中に尾崎充がまぎれているところを撮っていたりだとか、他にもいろいろあって、映画ってこういう風に作ってんだなぁみたいな。
それはそうと、山本剛史さんのインタビュー映像を見て思ったのですが、彼は素で尾崎充ですか?あのインタビューも演技なのでしょうか…。