アメリカ、家族のいる風景

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アメリカ、家族のいる風景

西部劇のスターだったハワードは、新作の撮影現場から突然逃げ出し、30年ぶりに故郷に向かう。そこで彼は、久々に再会した母から驚きの事実を聞かされる。彼の子供を身ごもったというモンタナの女性から連絡があったというのだ。ハワードは複雑な心境のまま、モンタナ州ビートの町へと車を走らせる。昔の恋人との不安まじりの再会、息子の反発、骨壷を抱えた不思議な少女との出会い…。ハワードはこれまでの人生で気づかなかった”大切なもの”に気づき始める…。

ヴィム・ヴェンダース監督の前作「ランド・オブ・プレンティ」のレビューを書いた際、散々合わないとか言っておきながら、また今回も見てしまいました。ヴェンダース作品。パッケージの写真といい、”人生を、君たちとやり直せたら。””「パリ、テキサス」から20年−”というキャッチフレーズといい、今回はかなり期待できると思っての鑑賞だったのですが、結論から言うと、今回もイマイチ合いませんでした。。

ハワードの、自分の子供を一目でも良いから見てみたいという気持ちは伝わってくるものの、”人生を、君たちとやり直せたら。”というような真剣さは別段感じらませんし、時間が長い割りに心理描写の深さが感じられず、どこか薄い。全体的にいかにも映画らしいというか、正統派すぎるという印象で、おもしろみに欠けます。そして最後まで引っ張った挙句、結局教科書通りのラスト。スカイがハワードに語りかける言葉は良かったですが、狙いすぎ。ここだけ映像の雰囲気が変わるのもクサいし。

私としては、「ランド・オブ・プレンティ」のほうが良いですね。

前作「ランド・オブ・プレンティ」、そして本作「アメリカ、家族のいる風景」と、どちらも私には合わなかったものの、ヴェンダース監督のアメリカに対する敬意、愛の深さは存分に感じられます。古き良き映画、古き良きアメリカを知っている方なら、かなりツボな作品ではないでしょうか。

それはそうと、「アメリカ、家族のいる風景」のメイキングを観ていると、やけに「パリ、テキサス」を賞賛するコメントが散りばめられています。私は「パリ、テキサス」未見なので、ここまで称えられているとかなり観たくなってきました…。

製作
2005年
アメリカ
ドイツ
監督
ヴィム・ヴェンダース
出演
サム・シェパード
ジェシカ・ラング
ティム・ロス
ガブリエル・マン
サラ・ポーリー
フェアルーザ・バーク
エヴァ・マリー・セイント

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