シムソンズ

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シムソンズ 青春版 (完全限定生産)

北海道常呂町。地元の高校に通う伊藤和子は特に将来の夢もない毎日を過ごしていた。ある日、和子は、オリンピックに出場した憧れのカーリング選手“マサト様”が地元の試合に出場すると聞き、会場へ!試合後、なんと、和子の目の前にマサト様本人が。「チーム作ってみる気ない?」こうして、カーリングをすることになった和子。集まったのは、運動オンチの優等生・史江、農家の田舎娘・菜摘、そして、かつて天才と呼ばれた少女・美希。和子はマサト様がコーチだと思い込み、上機嫌。しかし、4人の前に現れたコーチは“マサト様”ではなく、常呂の恥といわれた男・大宮平太だった…。

“氷上のチェス”とも呼ばれ、98年の長野オリンピックで正式種目となったカーリングをテーマにした青春ドラマ。「シムソンズ」は実在したカーリングチームであり、02年のソルトレークオリンピックにも出場しています。

本作「シムソンズ」は、そんな実在のチームをモデルにした映画です。ただ、実際のところ、事実とは違う点があるようですが、そんなことは全然気にならない良い映画でした。

全体的に”青春映画の王道”ともいえるストーリー展開であり、登場人物もしっかりしたキャラ付けをされています。こういう作品は単純に楽しめるものの、非現実的になりやすく、あまり好きになれないものが多いのですが、「シムソンズ」の場合は、そのような点が嫌味に感じられず、むしろ、わかりやすくて親近感があり、好印象。”事実を基にしている”というのが影響しているためかもしれませんが、全体的に抑え目の演出なので、ベタでありながらも非現実的だと感じさせないバランスの良い作風に仕上がったのかもしれません。中盤以降はチームの危機や再生、成長、各人物の背景等も描かれ、上手くまとめているなぁと感じました。私はカーリングのルールなんて全くわからないし、試合もほとんど見たことが無いのですが、最後の試合のシーンなんて、結構緊張感があって、素直にシムソンズが勝つことを願っている自分がいたり。

ただ、残念なのは、序盤があまりにも軽すぎること。コメディというより、ただ浮ついているだけのように感じます。また、ナレーションで設定を説明させるのもどうかと。映画だし、しかも実際の町で撮影しているので、ナレーションでムダに説明させなくても映像でもっと表現できたのではないでしょうか。
これらはテレビドラマでよく見られる演出ですが、調べてみると、佐藤祐市監督は主にテレビドラマの演出をされている方。私はテレビドラマが好きではないので、上記のような演出は好きではありませんが、一般的には受け入れられやすいものかもしれないし、あえてこのような演出をしたのかもしれませんね。

「シムソンズ」を観て、ミーハーながらカーリングに興味を持ちました。オリンピックより前に観たかったです…。

製作
2006年
日本
監督
佐藤祐市
出演
加藤ローサ
藤井美菜
高橋真唯
星井七瀬
大泉洋
田中圭
丸山智己
徳井優
山本浩司
高田延彦
宇梶剛士
松重豊
森下愛子
夏八木勲

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