1976年、シカゴ。カトリックの家庭に育つ8歳のピートは大家族の中で元気に暮らしていた。2年生の終わり、やんちゃなピートは、シスターから「このままでは地獄行きになりますよ」と言われてしまう。そんな時、兄シェイマスから、異教徒をカトリックに改宗させれば聖人になって天国に行ける、と聞き、 早速ユダヤ教の教会堂へ通い始めるピート。やがて、教会のラビと顔馴染みになったピートは、ある出来事をきっかけにラビの息子ダニーとも仲良くなるのだったが…。
ベン・アフレックとマット・デイモンによる新人発掘のための脚本コンテスト「プロジェクト・グリーンライト」から生まれた作品。
脚本が素晴らしい。笑いもあれば涙もあります。少年たちの純粋さ、繊細さには驚かされると同時に、感動させられます。大人がすべて正しいわけではなく、子供の考えのほうが鋭いときもある。宗教の違いなんて、実は些細なこと。とにかく、本当に良い脚本です。終盤のシーンは、涙腺の弱い人でなくてもジーンとしてしまうと思います。
主役を務める子役2人も良いです。特に、ユダヤ教の少年ダニーを演じるマイク・ワインバーグ。あの存在感が役にピッタリと合っています。そしてあの目。すごく良い目をしています。他にも何作か映画に出演しているようですが、「夏休みのレモネード」が最もハマっているのではないでしょうか。また、カトリックの少年ピートを演じるアディール・スタインは演技未経験だったとか。それであれだけの演技をするんだから、とてもすごいですね。下手な大人よりよっぽど良い演技しています。というか、これは子役を見るたびにいつも思います。
本当に良い作品で、別段悪い点もありませんが、しいて言うならタイトルでしょうか。レモネードは、そう大事なものでもないような。きっかけではあるかもしれないですけど。
主役2人に加え、今後の「プロジェクト・グリーンライト」に期待です。