ベルリン、僕らの革命

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【DVD】 ベルリン、僕らの革命

理想家肌で正義感の強いヤン、彼の親友ピーター。彼らはベルリンで生きる一見ごく普通の若者に見えた。しかし、ヤンとピーターは世間を騒がせていた「エデュケーターズ」だった。彼らは金持ちの家へ侵入し、家の中のあらゆる物を広間に積み上げ、「ぜいたくは終わりだ」「財産がありすぎる」と警告し、エデュケーターズの署名を残して立ち去る。それは彼らにとって、金持ちばかりが優遇される現代社会への精一杯のレジスタンスだった…。

「グッバイ・レーニン」の、ダニエル・ブリュールが主演を努める青春映画。現在の社会体制に疑問を描いている若者と、彼らの批判する「金持ち」であるハーベンブルク、そしてヤン、ピーター、ユールの三角関係を繊細なタッチで描いています。また、カンヌ映画祭のコンペティション部門にも正式出品された作品です。

まず鮮烈な映像がとても印象的!コントラスト?が強く、手持ちカメラを多用した映像はとても鮮烈で、リアルに感じます。

脚本もかなり良いです!エデュケーターズとしての活動や、その活動に失敗しての誘拐、そして誘拐した若者と誘拐された中年男との奇妙な同居生活、など、一聞すると嘘臭くなってしまうストーリーを、不自然さを感じさせないよう上手くまとめた監督の手腕はお見事。

前半は若者たちの主張の一方通行ですが、後半に入ると資産家のハーデンベルクが加わることで”現実”が見えてきます。4人で体制について議論するシーンがよくでてくるのですが、特に、ハーデンベルクは「学生時分には左翼学生組織の幹部」だったと告白した後は、おもしろい!なぜ反体制の学生運動をしていた人が、現在は金持ちの資産家になっているのかということを描くことで、いかに理想と現実の間に格差があるのかということがわかってきます。また、後半では三角関係も絡んでくるので、政治的になってしまいそうな雰囲気の中でも、青春映画としてのおもしろさは消えていません。途中、議論のシーンが多くて単調になり気味ですが、いろいろな小さな事件を入れることで、おもしろさを持続しながらラストへつながります。なんかどこをとってもネタバレになりそうなのでめちゃ書きにくいです…。映画の良さを上手く説明できない。。

以下、ネタバレ含みます

ラストは結構爽やかな印象で個人的にはかなり良かったです。ただ、ハーデンベルクが警察通報したのには少し疑問が残りました。最後わかりあえてたのに?考え込むようなシーンがはさんであったので、そのときにやっぱり通報しようかという風に考えてたのか…?結局、3人は引越ししていたため逮捕されることはなく、爽やかな終わり方。

全編を通してスタイリッシュで、これぞ青春映画という感じの良作です。最近ドイツ映画は良い映画が多くて、ヨーロッパでも頭ひとつ抜け出たかな〜って感じがします。これから先、日本で公開されるドイツ映画も増えてきて、一般の人にもハリウッド映画と同じように認知されるときがくるのではないでしょうか?

製作
2004年
ドイツ
監督
ハンス・ワインガルトナー
出演
ダニエル・ブリュール
ジュリア・ジェンチ
スタイプ・エルツェッグ
ブルクハルト・クラウスナー

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