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ボーイズ・オン・ザ・ラン

男はいつでも、本気になったときが青春だ。

汚くて、最低で、格好悪くて、どうしようもない。映像の質感もそれを強調。でも何かに一生懸命な男は格好良いのだ。峯田和伸本人はインタビューにて自分は田西とは違うと発言しているが、やはりこういう役が一番ハマる。本作は原作の中盤までを映画化したもの。これ以降は物語の転換期で趣旨が変わってくるので映画化にあたっては良い判断だったと思う。

コクリコ坂から

スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」 上を向いて歩こう。

「昔は良かった」「最近の若者は」…そんなオジサマ臭が画面から漏れてきそうな映画ではあるが、実際にこんなに熱くて、力強くて、信じるもののある時代を生き、築いてきたのであれば現代の若者を嘆くのも無理はない。そんな60年代の力強さや昭和感をアニメという手法で上手く引き立ててあり、やはりなんでも実写でやれば良いってもんじゃないなーと改めて実感。

ハート・ロッカー

ハート・ロッカー [DVD] 彼らは、数えきれない命を救う。たった一つの命を懸けて―。

本当に怖いのは爆弾より人の視線。乾き、色の無い場所で他に気をそらすことはできず、疑心暗鬼に陥るような兵士の緊張がジリジリと伝わってくる。そのような中で突然起こる爆発、銃撃―。不安を煽るBGM。極度の緊張感を持続させることにより、映画は観客を戦場へと引きずり込む。
今回はDVDでの鑑賞。公開当時は「まるで戦場にいるような臨場感」という感想が目立ったが、本作ばかりは劇場で鑑賞しなかったことを後悔。

ソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワーク (デビッド・フィンチャー 監督) [DVD] 天才、裏切者、危ない奴、億万長者

会話中心の展開、かつシーンの切り替えが連続するため疲れがたまるものの、事実をもとに脚色されたストーリーはリアリティがあり、単純にエンターテイメント作品として楽しめる。Facebookに関わる人々の思いが映画の中心となるが、意外なことに、主人公であるザッカーバーク氏の内面にはあまりスポットが当てられていないように感じた。世界最大のSNSを生み出した男はどのような考えを持っている人物なのか、それは映画を観た観客自身に考えてほしいということなのかもしれない。

俺たちに明日はないッス

俺たちに明日はないッス デラックス版 [DVD] 今じゃなきゃダメなんだッ!

誰もが通ったであろう、妄想したであろう、青春の生々しく目をそらしたい、忘れたい部分のみで構成された79分。常に嫌悪感を感じつつも最後まで目が離せない。だって性春だもの。ヤリたい盛りの17歳童貞の代名詞となる主人公の不快さも相当なものだが、彼が少し”男”になるラストシーンは気持ちが良い。性春→青春メソッド。

バッシング

バッシング [DVD]ひとりの女性が日本と決別した—。彼女が彼女であるために。

作中を支配する閉塞感。色彩を落とした映像も世間の非情さを強調する。主人公の女性は根拠の無いバッシングを受けるかよわい存在というよりは、身勝手でコミュ力不足の、人から煙たがられるような存在として描かれているが、これは映画を観た観客にも彼女をバッシングしたくなるような真理を持たせるための演出の一つなのだろうか。

ロルナの祈り

この愛だけを、私は信じる。

研ぎすまされた”音”の繊細さと、小さな所作まで細かく写し取る映像はさすがダルデンヌ兄弟といったところ。愛が根底にある作品だけに、感情の細かな揺れも非常にうまく表現されているのだが、僕はそれよりも女性の怖さのほうが印象に残ってしまった。特に終盤の展開は・・・。恋愛弱者には理解できないよ。 とは言うものの、ピアノソナタで締めくくられるエンディングはとても印象深く、美しい。

スラムドッグ$ミリオネア

運じゃなく、運命だった

色彩とカメラワークから生まれる映像のダイナミズム。現実と回想、静と動。やはりダニー・ボイルの映像感覚は素晴らしい。終盤に進むにつれラブストーリーに傾いていくあたり、結局はご都合主義かと思ってしまったが、スラムでの生活とあの映像は一見の価値あり。なんだかんだ言って「テレフォン」のシーン良かったけどねww

少年メリケンサック

好きです!パンク!嘘です!

映画が進むにつれ話の辻褄が合わなくなり脚本の適当さ加減が目に見えてしまうような荒い作品にも関わらず、最後まで目が離せなかったのは、やはり宮藤官九郎らしい笑いの応酬と宮崎あおいの表現力の豊かさによるものだろう。宮藤監督は作中でJ-POPのみならず本題であるパンクすらも嘲笑の対象としてしまっているため、パンクを期待すると物足りなさを感じてしまうかもしれない。

転校生 さよならあなた

転校生 さよならあなた ココロとカラダが入れ替わった!?

青春映画の代表作「転校生」を25年ぶりに大林監督自らがリメイクした本作。 前半は前作同様、男女の身体が入れ替わることで話が展開するシチュエーションコメディなのだが、後半は突然の鬱展開。しかも何故か詳細をハッキリさせないものだから最後の最後まで物語を信用することが出来ない浮ついた印象となってしまった。

しかしあの雰囲気、ヒロインの歌はズルい。僕は大好きです。

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