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ボーイズ・オン・ザ・ラン

男はいつでも、本気になったときが青春だ。

汚くて、最低で、格好悪くて、どうしようもない。映像の質感もそれを強調。でも何かに一生懸命な男は格好良いのだ。峯田和伸本人はインタビューにて自分は田西とは違うと発言しているが、やはりこういう役が一番ハマる。本作は原作の中盤までを映画化したもの。これ以降は物語の転換期で趣旨が変わってくるので映画化にあたっては良い判断だったと思う。

LOOK

LOOK [DVD] あなたも、見られている。

全編監視カメラによる映像を使用するというオリジナル性は面白いのだが、それを思いついた勢いだけで作った感。フェイクドキュメンタリーの形式で、監視カメラの向こう側で複数のドラマが進行するのだが、そのせいで逆にリアリティを損ねてしまっている。観客に監視社会の怖さを伝えたいのならもうすこし作り方があったのでは。

ハート・ロッカー

ハート・ロッカー [DVD] 彼らは、数えきれない命を救う。たった一つの命を懸けて―。

本当に怖いのは爆弾より人の視線。乾き、色の無い場所で他に気をそらすことはできず、疑心暗鬼に陥るような兵士の緊張がジリジリと伝わってくる。そのような中で突然起こる爆発、銃撃―。不安を煽るBGM。極度の緊張感を持続させることにより、映画は観客を戦場へと引きずり込む。
今回はDVDでの鑑賞。公開当時は「まるで戦場にいるような臨場感」という感想が目立ったが、本作ばかりは劇場で鑑賞しなかったことを後悔。

ソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワーク (デビッド・フィンチャー 監督) [DVD] 天才、裏切者、危ない奴、億万長者

会話中心の展開、かつシーンの切り替えが連続するため疲れがたまるものの、事実をもとに脚色されたストーリーはリアリティがあり、単純にエンターテイメント作品として楽しめる。Facebookに関わる人々の思いが映画の中心となるが、意外なことに、主人公であるザッカーバーク氏の内面にはあまりスポットが当てられていないように感じた。世界最大のSNSを生み出した男はどのような考えを持っている人物なのか、それは映画を観た観客自身に考えてほしいということなのかもしれない。

ファーストフード・ネイション

ファーストフード・ネイション デラックス版 [DVD] 世の中には知らないほうが幸せなことがたくさんあるんだよ。

これまでも複数の映画・媒体でファーストフード業界の危ない実態が描かれてきているが、本作ファーストフード・ネイションもその一つ。まじめな作品なのだが、触れる問題が多いためイマイチ薄い内容で終わってしまったのが残念なところ。ファーストフードという身近なものを主題とするなら、食肉工場の不法労働と下の話より、販売店側・ファーストフードそのものに注力した方が一般視聴者への問題提起として入り込みやすい作品になったのではないだろうか。

パリ・ジュテーム

パリ、ジュテーム プレミアム・エディション [DVD] 街角の小さな恋物語

僕の目にガス・ヴァン・サントの作品が一際良く写ったように、観客のそれぞれにお気に入りの作品が見つかるだろうと思うものの、さすがに全編見続けるのは退屈だ。それでも約5分間程度の時間で人生・世界観を想像させるところにそれぞれの映画監督としての表現力が垣間見えて興味深い。もう一度じっくり見直してみよう。

百万円と苦虫女

百万円と苦虫女 [DVD] 百万円貯まったら、この家を出て行きます。

各地を転々とするストーリー展開が、薄いストーリーを引き延ばすためだけの苦肉の策に見えてしまう。まぁ引っ越しが重要なファクターであることはわかるけども。展開や演出があまりにも少女漫画的だし、言われなくてもわかっていることをわざわざ台詞で発表されても・・・。ここは喪女を主演にするべき。

バッシング

バッシング [DVD]ひとりの女性が日本と決別した—。彼女が彼女であるために。

作中を支配する閉塞感。色彩を落とした映像も世間の非情さを強調する。主人公の女性は根拠の無いバッシングを受けるかよわい存在というよりは、身勝手でコミュ力不足の、人から煙たがられるような存在として描かれているが、これは映画を観た観客にも彼女をバッシングしたくなるような真理を持たせるための演出の一つなのだろうか。

ロルナの祈り

この愛だけを、私は信じる。

研ぎすまされた”音”の繊細さと、小さな所作まで細かく写し取る映像はさすがダルデンヌ兄弟といったところ。愛が根底にある作品だけに、感情の細かな揺れも非常にうまく表現されているのだが、僕はそれよりも女性の怖さのほうが印象に残ってしまった。特に終盤の展開は・・・。恋愛弱者には理解できないよ。 とは言うものの、ピアノソナタで締めくくられるエンディングはとても印象深く、美しい。

スラムドッグ$ミリオネア

運じゃなく、運命だった

色彩とカメラワークから生まれる映像のダイナミズム。現実と回想、静と動。やはりダニー・ボイルの映像感覚は素晴らしい。終盤に進むにつれラブストーリーに傾いていくあたり、結局はご都合主義かと思ってしまったが、スラムでの生活とあの映像は一見の価値あり。なんだかんだ言って「テレフォン」のシーン良かったけどねww

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