明日、君がいない
2時37分ーそのとき孤独が世界を満たす
本作から感じられる、「エレファント」へのオマージュと、「エレファント」を超える現実性。自身、友人の自殺を経験したムラ—リ・K・タルリにしか撮れない作品である。登場人物一人一人にフォーカスする長回しと丁寧かつ繊細な描写の後に訪れる最期は、痛いほどに胸に突き刺さる。その人の心にある悩みや辛さはその当人にしか感じることが出来ないのだ。
2時37分ーそのとき孤独が世界を満たす
本作から感じられる、「エレファント」へのオマージュと、「エレファント」を超える現実性。自身、友人の自殺を経験したムラ—リ・K・タルリにしか撮れない作品である。登場人物一人一人にフォーカスする長回しと丁寧かつ繊細な描写の後に訪れる最期は、痛いほどに胸に突き刺さる。その人の心にある悩みや辛さはその当人にしか感じることが出来ないのだ。
岩井俊二×熊澤尚人。綺麗という言葉だけでは表せない繊細さと透明感。変に煽らない分、透明感が際立つところ、今回監督をしていないにしてもさすがの岩井イズム。作中にでてくる、主人公あおいの作品「THE END OF THE WORLD」が印象的。上手い作品ではないが、その裏に込められたあおいの思いに胸が締め付けられた。映画とはこういうものであって欲しい。
カリスマロックアーティスト、ブレイク。彼はリハビリ施設を抜け出し、一人森の中を彷徨っている。そのまま森の中で野宿し、翌朝、廃屋のような屋敷に辿り着く。そこは彼の家。彼の家には、彼の才能、名声、金に群がる連中が常に居候していた。しかし、誰も彼のことを真に見ようとはしない。
彼の家には様々な人が訪ねてくる。彼は周りから逃げるように家を出る。そして夜。誰もいなくなった家で、彼は”Death to Birth”を演奏する。それは彼の魂の叫びだった…。
メキシコシティ。街中を暴走する1台の車。車内には2人の若者と、重傷を負った1匹の犬。「何であいつらに手を出したんだ!?」犬の出血を抑えている男が、運転手の男に叫ぶ。そこへ、後ろから車が。どうやら彼らはその車から追われているらしい。
強引な運転で追っ手を振り切る彼らだったが、喜んだのもつかの間、信号を無視したために交差点を通りかかった車に激突してしまう…。
人の子守に託していた。山道を行く観光バスの中で、事件は起こった。
どこからか放たれた一発の銃弾が窓ガラスを付きぬけ、スーザンの肩を打ち抜いたのだ。
あたりに病院は無い。リチャードはバスを移動させ、スーザンを医者がいる村へと運ぶが、溢れ出る血をとめる応急処置がやっとだった。 リチャードが救援に来ないアメリカ政府に苛立つ間、徐々に事件は解明され、やがて1人の日本人男性にたどりつく…。
舞台は90年代初頭頃。とある田舎町・松ヶ根で警察官をしている光太郎は、事件という事件のない退屈なこの町にウンザリしていた。実家は畜産業を営んでいるのだが、ぐうたらな父親・豊道は近くの床屋に居候中。そんな所へ流れ者のカップル、みゆきと祐二が松ヶ根にやってきた。何か訳ありっぽいこの二人の出現をきっかけに、ひき逃げ、金塊騒動、ゆすり、床屋の娘の妊娠と、平穏な町の平和に波風が立ち始めるのだった。
人類はコンピュータが支配する地下に広がる世界で、精神抑制剤を投与されながら機械的管理の下、登録番号で呼ばれながらさまざまな作業に従事していた。しかしTHX-1138と女性のルーム・メイト、LUH-3417は抑制剤の投与をしない日々を続けてしまい、次第に“人を愛する感情”が目覚め、この世界では禁止されている肉体関係を交わしてしまう。とある出来事からコンピュータに肉体関係を持ったことを知られてしまい、THXは投獄されてしまう。THXはLUHに会うために、脱獄を決意するのだが…。
ある地方都市、中学2年生の雄一は、同じ剣道部である星野と親友になる。星野は優等生であり、周りからはあまり好まれる存在ではなかった。そんなある日、雄一と星野は周りの仲間ともに金を盗み、沖縄旅行に出かける。その中で、星野は「死」に直面し、豹変していくのだった。その後、雄一は星野のイジメの対象となり、命じられるまま、犯罪にも手を染めるようになる。そんな雄一の心の支えとなるのは、カリスマ的人気を誇るリリィ・シュシュ、そして密かに思いを寄せる同級生の久野だったのだが…。
1976年、松山。高校入学を控えた悦子は、家出をして海岸に来ていた。そこで、逆光にきらめくボートを見る。高校に入ると、悦子はボート部に入ろうとするが、高校には男子のボート部しかなかった。そこで、悦子は自分で女子ボート部を設立する。やがて何とか4人のメンバーを揃えることができたのだが…。