ベルリンの壁崩壊を目前にした1989年の西ドイツ。米ソの緊張緩和も続いていたことから、ここシュツットガルトの米陸軍基地でも平和ボケ状態に陥っていた。レイ・エルウッドはこの基地で補給部隊に所属していた。頭の切れるエルウッドは、その立場を利用し、闇ルートを通じて軍の物資を横流しするのは当たり前、さらにはヘロインの精製と密売にも関わる問題分子。そんなある日、軍の浄化を掲げたリー曹長が新たに着任、さっそくエルウッドをマークする。困ったエルウッドは、相手の出方をうかがおうと、リー曹長の娘ロビンに近づくのだが…。

どこからともなく長崎へやってきた2人組の風来坊、ユーイチとススム。全財産は37円。ススムが空腹でバッタリ倒れたとき、そこに救いの女神が現れた。古い一軒家に住むヤヨイである。3人はすぐに意気投合。「しばらくここで暮そう」と、2人はヤヨイ宅の庭にテントを張った。商店街でバイトをはじめ、遊ぶときはいつも3人一緒。幸せで安らぎに満ちた時間が流れていく中、3人の関係も微妙に変化していく。ユーイチは探し求めていた”大切なもの”を、とうとうこの街でみつけたのだ。そしてある日…。
刑事からも目をつけられているチンピラ、レイフ。彼はカフェの女店員の顔面にパンチして金を奪う!ジョンはデイドラの気持ちを試すために別れ話を持ち出す。しかし、あっけなく破局。デイドラは早速、妻子持ちの男性と同棲を始めてしまう。バスの運転手ミックは、ある少年のいたずらが原因で事故を起こし、解雇されてしまう。仲間内からも煙たがられている刑事、ジェリー。かれはレイフを逮捕しようとつねに目を光らせている…。ダブリンを舞台に、様々な人間たちの行動がとんでもない方向へと進んでいく!!
カナダ・ケベック州の小さな島、サントマリ・ラモデルヌ島はかつて漁業に栄え、漁師たちの活気に溢れていた。しかし、その繁栄も虚しく、いまやほとんどの島民は、わずかな失業手当に頼る生活を余儀なくされている。そこへある日、大規模なプラスチック工場誘致の話が持ち上がる。しかし、工場建設には1つ重大な条件が。それは島に定住する医師がいること。しかし、サントマリ島には医者がいないのだ。ところが、ひょんなことから医者が1ヶ月間のバカンスにやってくることになった。島民たちは医者が島を好きになるように、そして定住するように、一致団結して大芝居を打つのだが…。
平穏で幸せな毎日を送っている7歳の少年ジェレマイア。ある日、そんな彼の前に突然実の母親であるサラが姿を現わす。実は、ジェレマイアは小さいころから里親に育てられていたのだった。サラは相変わらずドラッグや売春に手を染め、荒れた暮しから抜け出せずにいた。各地を転々とし、男を次々と変えていくサラの自由奔放な生き方に馴染めず、そのうえ激しい虐待も受けるジェレマイア。それでも、サラは彼女なりの形で息子に愛情を示し、ジェレマイアも少しずつ新しい生活に慣れていくのだが…。