会話中心の展開、かつシーンの切り替えが連続するため疲れがたまるものの、事実をもとに脚色されたストーリーはリアリティがあり、単純にエンターテイメント作品として楽しめる。Facebookに関わる人々の思いが映画の中心となるが、意外なことに、主人公であるザッカーバーク氏の内面にはあまりスポットが当てられていないように感じた。世界最大のSNSを生み出した男はどのような考えを持っている人物なのか、それは映画を観た観客自身に考えてほしいということなのかもしれない。
これまでも複数の映画・媒体でファーストフード業界の危ない実態が描かれてきているが、本作ファーストフード・ネイションもその一つ。まじめな作品なのだが、触れる問題が多いためイマイチ薄い内容で終わってしまったのが残念なところ。ファーストフードという身近なものを主題とするなら、食肉工場の不法労働と下の話より、販売店側・ファーストフードそのものに注力した方が一般視聴者への問題提起として入り込みやすい作品になったのではないだろうか。
ラスベガスで人気のマジシャン、エースは、ギャングたちと付き合っているうちに、自らもギャング稼業を始めてしまった。結果失敗し、追いつめられたエースは、終身刑を免れるためFBIとの司法取引に応じようとしていた。エースの裏切り行為にご立腹のマフィア界の超大物スパラッザは、100万ドルの賞金を出し謎の暗殺者を調達する。だがその噂はすぐさま広がり、世界中のプロの殺し屋たちがエースを狙いはじめる。一方、エースからマフィアの情報を期待するFBIは、エースの身を守ろうとするのだが…。
1986年、ブルックリン。16歳の兄ウォルトと12歳の弟フランクの両親は共に作家。しかし父バーナードはかつては脚光を浴びたものの、現在は落ち目。一方の母ジョーンは「ニューヨーカー」誌での華々しいデビューを控えた新進作家。そんなある日、兄弟は両親から離婚することを告げられる。兄弟は共同監護となり父の家と母の家を行ったり来たりの生活が始まる。やがて、弟はストレスから学校で奇行を繰り返すようになり、冷静に受け止めていたかに思われた兄もまた学校で問題を引き起こしてしまう…。
二人の若者が砂漠のドライブの途中に、車を降りる。二人の名前は不明だが、彼らはお互いを「ジェリー」と呼び合い、ダサい物事や行為も「ジェリー」と呼ぶ。軽い散歩のつもりか、小道を無造作に歩き始めた二人だったが、気づいた時には、荒野で道に迷うという危機的にジェリーな事態に陥っていた。深刻な様子も無いまま、友達同士のたわいもない話を続けながら歩いていくが、二人は次第に事の重大さに気づいていく。美しいほどに過酷な自然の中を3日3晩さ迷ったのち死に直面した彼らを待っているのは…。