想像もつかない“何か”が起こる…
松本人志監督第2作目。言葉少なくシュールなネタが続くため、大きな笑いこそ無いものの、くすぐるような笑いがクセになる作品。劇場では女性の笑い声が聞こえず男性の(小さな)笑い声ばかり、やっぱり松本人志なんだなぁと感じてしまった。ただ、後半は完全に蛇足。映画だから何かしらのオチは必要だろうが、小難しい「映画らしさ」は不要である。だって監督は笑いの天才松本人志なのだから・・・。
ボクがしたかったのは・・・こんなバンドじゃない!!
主人公の苦悩や葛藤を中心にストーリーが展開していくが、本作の魅力はそこではないはず。原作のように苦悩や葛藤をギャグとして処理しないと、肝心の笑いどころまでもおもしろさが半減してしまう。コメディなのに。 あれ、これコメディではなく主人公の「こころのせいちょう」を描いた感動映画として売ってます?
好きです!パンク!嘘です!
映画が進むにつれ話の辻褄が合わなくなり脚本の適当さ加減が目に見えてしまうような荒い作品にも関わらず、最後まで目が離せなかったのは、やはり宮藤官九郎らしい笑いの応酬と宮崎あおいの表現力の豊かさによるものだろう。宮藤監督は作中でJ-POPのみならず本題であるパンクすらも嘲笑の対象としてしまっているため、パンクを期待すると物足りなさを感じてしまうかもしれない。
上島竜兵46歳、村長選出馬!?
突然選挙に立候補した上島竜兵をアメリカのテレビ局が密着取材するというフェイクドキュメンタリー。途中、あまりのバカバカしさに演技中ながら笑い出してしまう上島竜兵と竜兵会の面々。ついつい釣られて大笑いしてしまった。そこで撮影を切らない監督も素晴らしい!フェイクながら妙にドキュメンタリーのリアルさを感じるのも、そのような撮影環境だったからだろう。
予算の関係か少々チープであるのは否めないものの、ある意味強烈に風刺の効いた面があるのも興味深い。ただ、終盤は詰めが多少甘いのでは。