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ファーストフード・ネイション

ファーストフード・ネイション デラックス版 [DVD] 世の中には知らないほうが幸せなことがたくさんあるんだよ。

これまでも複数の映画・媒体でファーストフード業界の危ない実態が描かれてきているが、本作ファーストフード・ネイションもその一つ。まじめな作品なのだが、触れる問題が多いためイマイチ薄い内容で終わってしまったのが残念なところ。ファーストフードという身近なものを主題とするなら、食肉工場の不法労働と下の話より、販売店側・ファーストフードそのものに注力した方が一般視聴者への問題提起として入り込みやすい作品になったのではないだろうか。

パリ・ジュテーム

パリ、ジュテーム プレミアム・エディション [DVD] 街角の小さな恋物語

僕の目にガス・ヴァン・サントの作品が一際良く写ったように、観客のそれぞれにお気に入りの作品が見つかるだろうと思うものの、さすがに全編見続けるのは退屈だ。それでも約5分間程度の時間で人生・世界観を想像させるところにそれぞれの映画監督としての表現力が垣間見えて興味深い。もう一度じっくり見直してみよう。

百万円と苦虫女

百万円と苦虫女 [DVD] 百万円貯まったら、この家を出て行きます。

各地を転々とするストーリー展開が、薄いストーリーを引き延ばすためだけの苦肉の策に見えてしまう。まぁ引っ越しが重要なファクターであることはわかるけども。展開や演出があまりにも少女漫画的だし、言われなくてもわかっていることをわざわざ台詞で発表されても・・・。ここは喪女を主演にするべき。

バッシング

バッシング [DVD]ひとりの女性が日本と決別した—。彼女が彼女であるために。

作中を支配する閉塞感。色彩を落とした映像も世間の非情さを強調する。主人公の女性は根拠の無いバッシングを受けるかよわい存在というよりは、身勝手でコミュ力不足の、人から煙たがられるような存在として描かれているが、これは映画を観た観客にも彼女をバッシングしたくなるような真理を持たせるための演出の一つなのだろうか。

ロルナの祈り

この愛だけを、私は信じる。

研ぎすまされた”音”の繊細さと、小さな所作まで細かく写し取る映像はさすがダルデンヌ兄弟といったところ。愛が根底にある作品だけに、感情の細かな揺れも非常にうまく表現されているのだが、僕はそれよりも女性の怖さのほうが印象に残ってしまった。特に終盤の展開は・・・。恋愛弱者には理解できないよ。 とは言うものの、ピアノソナタで締めくくられるエンディングはとても印象深く、美しい。

スラムドッグ$ミリオネア

運じゃなく、運命だった

色彩とカメラワークから生まれる映像のダイナミズム。現実と回想、静と動。やはりダニー・ボイルの映像感覚は素晴らしい。終盤に進むにつれラブストーリーに傾いていくあたり、結局はご都合主義かと思ってしまったが、スラムでの生活とあの映像は一見の価値あり。なんだかんだ言って「テレフォン」のシーン良かったけどねww

転校生 さよならあなた

転校生 さよならあなた ココロとカラダが入れ替わった!?

青春映画の代表作「転校生」を25年ぶりに大林監督自らがリメイクした本作。 前半は前作同様、男女の身体が入れ替わることで話が展開するシチュエーションコメディなのだが、後半は突然の鬱展開。しかも何故か詳細をハッキリさせないものだから最後の最後まで物語を信用することが出来ない浮ついた印象となってしまった。

しかしあの雰囲気、ヒロインの歌はズルい。僕は大好きです。

スカイ・クロラ

スカイ・クロラ [DVD] もう一度、生まれてきたいと思う?

劇場公開時に観賞。その時は何かを悟ったかのようなあまりに冷めた雰囲気から、押井守も歳とったなぁという印象しか持てず。世界観に深く踏み込まない淡々とした作風なのに、説教臭いところはやたら踏み込むところは押井守らしいといえど、蛇足。ただ、時間が経つにつれ、あの淡々とした世界観、空戦、台詞、音楽をもう一度体感したいという思いがじわじわと。

明日へのチケット

明日へのチケット [DVD] いま、奇跡の旅が始まる。

ケン・ローチ、アッバス・キアロスタミ、エルマンノ・オルミ、3人のパルムドール受賞監督による共同作品。列車のチケットから生まれる3部作。丁寧で落ち着いた描写はやはりパルムドール受賞監督の力量。しかしそれぞれにテイストが違うためどこかちぐはぐな印象を受ける。まぁ少しずつ繋がってはいるんだけど。この映画のもつ大人の雰囲気は僕にはまだ早すぎたようです。でも列車旅行、楽しそうだな。

アドリブ・ナイト

アドリブ・ナイト [DVD] これは、ウソから生まれた優しさの物語

客観的視点から描かれる、日常の中の非日常。映像の端々に見られる繊細かつ丁寧な描写と、主人公を演じるハン・ヒョジュの持つ澄んだ空気感が気持ち良い。家の二階で一人、ゆっくりと靴下を履き替える描写、亡くなった”父親”の手に触れ、耳元で小さくつぶやく描写、多くを語らずに主人公の複雑な心境が表現される終盤、それらの描写自体から寂しさ・優しさなどの繊細な感情が感じ取れる。本作を監督したイ・ユンギは「第二のキム・ギドク」と呼ばれているらしく、今後も大いに期待。

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